政大機構典藏-National Chengchi University Institutional Repository(NCCUR):Item 140.119/153504
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    Title: 村八分之研究―以靜岡縣上野村村八分事件(1952年)為中心―
    村八分の研究―静岡県上野村村八分事件(1952年)を中心に―
    Authors: 陳彥瑾
    CHEN, YEN-CHIN
    Contributors: 楊素霞
    Yang, Su-Hsia
    陳彥瑾
    CHEN,YEN-CHIN
    Keywords: 村八分
    村法
    静岡県上野村村八分事件
    近世村落
    近代村落
    戰後村落
    村八分
    村法
    静岡県上野村村八分事件
    近世村落
    近代村落
    戦後村落
    Date: 2024
    Issue Date: 2024-09-04 15:47:30 (UTC+8)
    Abstract: 本論文考察了日本的「村八分」現象,揭示從近世到戰後日本村八分的實際情況。具體而言,在本論文中,為了使主要考察對象之背景更加鮮明,因此會先從探討近世到戰後村落的形態以及其變遷,接著透由考察各時期的村法、制裁以及判例,進而了解各時期中的村八分的實際情況及其變遷。
    村八分源自於日本江戶時期,為維持村落秩序而進行的一種制裁。第二次世界大戰以後,日本頒布日本國憲法,進而保障人民的基本人權,也更加鞏固民主制度。與此同時,村八分被視為人權侵害的問題,在刑法上,村八分的行為等同於恐嚇罪或名譽損害罪,甚至在民法上也被視作不法行為。然而,村八分的問題卻依然存在。在1952年(昭和27年)則發生了著名的「靜岡縣富士郡上野村村八分事件」。1952年(昭和27年)5月6日,靜岡縣進行參議院議員補選選舉。在此次選舉中,富士郡上野村(現富士宮市)的上級幹部以防止棄權為名,進行了代理投票,而選舉單位的管理人或其他村民貌似對此都不抱任何懷疑。然而當時17歲的女高中生石川皐月目擊了此事,便向朝日新聞社投函舉發,因此上野村選舉舞弊的不法行為便東窗事發。此後,石川皐月一家人在上野村裡遭受到了村八分的制裁。此事件也受到了全國關注,村八分成為了日本社會上廣泛討論的議題。
    因此,本論文將藉由探討靜岡縣富士郡上野村村八分事件的事情原委以及其影響,進而探究戰後村八分的實際情況,並分析村八分在戰後仍舊存在的原因。
    本論では、日本の村八分という現象を考察対象として、近世から戦後までの 日本における村八分の実態を明らかにすることを目的としている。具体的には、 近世から戦後までの村落の形態及び変容を検討し、村法、制裁、判例を通じて 村八分の実態及び変遷を考察した。 村八分とは江戸期以降、村の秩序を維持するために村落で行われた制裁であ る。第二次世界大戦直後、日本国憲法が制定・公布され、基本的人権が完全に 保証され、民主主義の体制がより強固なものになった。村八分の人権侵害性が 明確になり、刑法上の脅迫罪や名誉損害罪、あるいは民法上の不法行為を構成 するものとされてきた。しかし、村八分の問題は依然として続いている。早く も1952(昭和27)年、「静岡県富士郡上野村村八分事件」という有名な事件 が起きた。1952(昭和27)年 5月6日、静岡県で参議補欠選挙が行われた。こ の際、同県富士郡上野村(現・富士宮市)では、棄権防止の美名のもとに組織 的な替え玉投票が行われたが、選挙管理者はこれを黙認し、村民もこれに対し て何らの疑問も抱かなった。しかし、これを発覚させた当時17歳の女子高校 生、石川皐月が朝日新聞社に告発の手紙を投書した。その後、不正選挙の事実 が明るみになった。また、朝日新聞社の報道により村八分は大きく話題として 取り上げられるようになった。 そこで、本論では、特に静岡県上野村村八分事件の経緯を明らかにすること で、戦後の村八分の状況を解明し、その残存する原因を究明した。
    Reference: 【書籍】
    浅古弘・伊藤孝夫・植田信廣・神保文夫編、『日本法制史』、青林書院、2010年。
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    江守五夫、『日本村落社会の構造』、弘文堂、1987年。
    大江志乃夫、『日本の歴史31 戦後変革』、小学館、1976年。
    大竹秀男・牧英正編、『日本法制史』、青林書院新社、1975年。
    大日方純夫・山田朗・早川紀代・石山久男著・歴史教育者協議会編 、『日本社会の歴史 下 近代〜現代』、大月書店、2012年。
    小野武夫、『日本村落史概説』、岩波書店、1981年。
    石川皐月、『村八分の記:少女と真実』、理論社、1953年。
    石川真澄 ・山口二郎 、『戦後政治史 第四版』、岩波書店、2021年。
    稻垣泰彦・井村善二郎・村井益男・甘粕健撰、『三省堂日本史』、三省堂、1974年。
    井上ひさし、『二つの憲法: 大日本帝国憲法と日本国憲法』、岩波書店、2011年。
    煎本増夫、『五人組と近世村落 : 連帯責任制の歴史』、雄山閣、2009年
    佐藤俊一、『戦後期の地方自治』、緑風出版、1985年。
    戦後日本の食料・農業・農村編集委員会編、『戦後日本の食料・農業・農村 第11巻 農村社会史』、農林統計協会、2005年。
    きだみのる、『にっぽん部落』、岩波新書、1967年。
    神崎直美、 『近世日本の法と刑罰』、巌南堂書店、1998年。
    神田文人編、『体系日本現代史 第5巻 占領と戦後改革』、日本評論社、1979年。
    神谷力、『家と村の法史研究家と村の法史研究―日本近代法の成立過程』、御茶の水書房、1993年。
    群馬県史編さん委員会編、『群馬県史 資料編 13 (近世 5 中毛地域 1)』、群馬県、1985年。
    礫川全次、『戦後ニッポン犯罪史(SERIES:事件と犯罪を読む)』、批評社、2014年。
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    国際通信社編、『市町村人事録』、国際通信社、1941年。
    静岡県議会編、『静岡県議会百年史 : 激動の一世紀 資料編』、静岡県議会、1979年。
    静岡県編、『 静岡県史 通史編6 近現代2』、静岡県、1997年。
    静岡県編、『静岡県の百年』、大和学芸図書、1983年。
    静岡新聞社、『静岡県政の百年―その歩みと群像』、静岡新聞社、1978年。
    静岡県弁護士会、『静岡県弁護士会史』、静岡県弁護士会、1984年。
    薗部寿樹、「中世村落における惣判・惣印について」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第77集、1999年。
    高島秀樹、『日本の農村地域社会—原型・変動・現状』、明星大学出版部、1993年。
    高柳光寿・竹内理三編、『角川日本史辞典』、角川出版社、1974年。
    竹内正、「村八分をめぐる法意識と社会構造」『国際人権年記念論文集』、全国人権擁護委員連合会、1968年。
    竹内利美、『村落社会と協同慣行』、名著出版、1990年。
    田々宮英太郎、『吉田鳩山の時代』、図書出版社、1976年。
    玉城哲、『むら社会と現代』毎日新聞社、1978年。
    地方自治研究資料センター編、『戦後自治史 第1巻』、文生書院、1977年。
    塚本学・福田アジオ編、『村の生活文化』、吉川弘文館、1993年。
    津田騰三、「上野村々八分事件」、『自由と正義』第3巻第10号、1952年。
    土岐寛等編、『現代日本の地方自治』、北樹出版、2009年。
    中川剛、『地方制度自治史』、学陽書房、1990年。
    長野県編、『長野県史 近世史料編 第3巻 (南信地方)』、長野県史刊行会、1975年。
    日本近代史研究会編、『画報現代史 : 戦後の世界と日本 第13集』、国際文化情報社、1955年
    日本警察庁編、『警察白書〈平成16年版〉―地域社会の連帯』、国家公安委員会、2004年。
    日本弁護士連合会、『人権事件警告・要望例集』、日本弁護士連合会人権擁護委員会、1977年。
    野島貞一郎編、『緑風会十八年史』、緑風会史編纂委員会・中央公論事業出版、1971年。
    羽仁五郎等編、『破防法といかに闘うか : 講演集』、破防法裁判闘争を支える会、1971年。
    広神村史編さん委員会編、『広神村史 史料編』広神村、1980年。
    富士宮市史編纂委員会 編『富士宮市史』、富士宮市、1986年。
    法制史学会編、『刑罰と国家権力』、創文社、1960年
    前田正治、『日本近世村法の研究 附録村法集』、有斐閣、1950年。
    正村公宏『戦後史(上)』、筑摩書房、1990年。
    松沢裕作、『日本近代村落の起源』、岩波書店、2022年。
    水本邦彦、『村百姓たちの近世』、岩波書店、2015年。
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    宮本常一、『 民俗のふるさと』、河出文庫、2012年。
    明星大学戦後教育史研究センター編、『戦後教育改革通史』、明星大学出版部、1993年。
    もろさわようこ、『解放の光と影 : おんなたちの歩んだ戦後』ドメス出版、1983年。
    門田岳久・室井康成編、『人に向き合う民俗学』、森話社、2014年。
    山中永之佑、『日本近代国家の形成と村規約』木鐸社、1975年。
    山本嘉盛、『人権の知識 : あなたを不当な迫害から護る』、経済法律新聞社、1960年。
    歴史学研究会 ・日本史研究会編、『講座日本歴史7 近代1』、東京大学出版会、1985年。
    歴史学研究会 ・日本史研究会編、『講座日本歴史8 近代2』、東京大学出版会、1985年。
    歴史学研究会編、『日本同時代史( 1 )(敗戦と占領)』、青木書店、1990年。
    和歌山県史編さん委員会編、『和歌山県史 近世史料5』、和歌山県、1984年。
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    渡辺尚志、『豪農・村落共同体と地域社会:近世から近代へ』、柏書房、2007年。
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    【期刊論文】
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    池田喩、「村八分とその後」、 『思想の科学社』第5次53号、1966年。
    梅田直美「「隣組」の廃止と復活をめぐる言説―1945-1955年の新聞記事から―」、『地域創造学研究』第49巻、2021年。
    小林武、「戦後地方自治制度史・覚え書き―五〇年代以降を中心にして」、『愛知大学法学部法経論集 』第145号、1997年。
    小宮京、「第三次吉田茂内閣と緑風会―静岡県の選挙を事例に」、『年報政治學』第70巻第1号、2019 年。
    佐藤俊一、「戦後自治政治事件史―8―ムラ八分事件とにっぽん部落」、『月刊自治研』第26巻第4号通巻295号、1984年。
    斎藤巌、「村八分の意味するもの」、『社会教育』第11巻第8号、1956年。
    鈴木通大、「都市近郊農村における地域社会の変化について」、『国立歴史民俗博物館研究報告』第207 集、2018年。
    神崎清、「静岡県の村八分をめぐって」『教育技術』第7巻第7号、1952年。
    神崎清、「静岡県の村八分をめぐって―続―」『教育技術』第7巻第8号、1952年。
    竹内利美、「村の制裁(一)―主として法律的のものについて―」、『社会経済史学』第8巻第6号、1938年。
    竹内利美、「村の制裁(二)―主として法律的のものについて―」、『社会経済史学』第8巻第7号、1938年。
    陳耀煌、「近代日本農村体制的建立-兼論與中國農村的比較研究」、『近代史研究所集刊』106期、2019 年。
    突風、「上野村事件の示唆」、『社会教育』第7巻第10号、1952年。
    中山弘明、「神崎清の戦後――文学の〈基底〉を割る――」、『日本文学』第67巻第1号、2018 年。
    永江雅和、「戦後開拓政策と社会関係資本―兵庫県草加野開拓地の事例―」、『社会関係資本研究論集』第3巻、2012年。
    日本弁護士連合会、『人権白書 昭和43年度版』、日本弁護士連合会、1968年。
    本誌N記者、「現地報告 靜岡村八分事件とその後」、『青年学級』第1巻第1号、1952年。
    前田信二郎、「村八分の諸形態」、『法学』第5巻第3号、1956年。
    松藤保孝、『戦後地方自治制度の創設期(我が国の地方自治の成立・発展 ; 第5期 (1946-1951年))』、自治体国際化協会 : 政策研究大学院大学比較地方自治研究センター、2010年。
    村本喜代、『静岡県現代人物史』、山雨楼叢書刊行会、1956年。
    森順次、「判例から見た村八分」、『彦根論叢』第85号、1962年。
    柳川麗子、「公明選挙への願い、村の違反事件をついた女子高校生」(『婦人倶楽部』、第33巻第10号、1952年。
    山岸治男、『農村における後期中等教育の展開』、学術出版会、2009年。
    橫山泰三、「柳田謙十郎與臺灣的邂逅―「知與行」、「哲學與對話」―」、『臺灣東亞文明研究學刊 』、第15卷第1期、2018年。
    吉村公三郎、「映画“村八分”現地上野村ロケ記」、『中央公論』、第68年第4号(通巻773号) 、1953年。
    和田洋一、「参院選に関する新聞の報道について」、『新聞研究』第133巻、1962年。
    渡辺まつ、「公明選挙と婦人の立場」(『選挙 : 選挙や政治に関する総合情報誌』第6巻第12号、1953年。
    「生きていた“村八分” ――替玉選挙に挑んだ乙女 」、『週刊サンケイ』第1巻第22号、1952年。
    「再燃した“村八分“事件――教員異動の背後に動くもの」『時事通信』第2234号、1953年。


    【新聞記事】
    「[外人記者の直言]“村八分”と封建打破/ドワイト・マーナン」『読売新聞』、1952年8月11日、https://yomidas-yomiuri-co-jp.tsukuba.idm.oclc.org/yomiuri/mts/articles/3171596、2024年7月5日最終閲覧。
    「“基本人権侵す” 静岡の“村八分”弁護士会結論_静岡」『朝日新聞』、1952年08月31日 、https://xsearch.asahi.com/shimen/pdf/?1703086439513、2024年7月5日最終閲覧。
    「“皐月さん勇気を持って”全国から激励殺到 だが冷い村人の態度」『朝日新聞』、1952年6月29日、https://xsearch.asahi.com/shimen/pdf/?1701156102421、2024年7月5日最終閲覧。
    「参議院議員選挙:この一票が」『毎日新聞』1962年6月7日、朝刊。
    「「村八分」訴訟 「大したことでないのに」裁判長も疑義」『朝日新聞』2020年11月18日、
    https://www.asahi.com/articles/ASNCK76VDNCJTPJB001.html、2024年6月12日最終閲覧。
    「抜打ち解散まで_衆院解散」『朝日新聞』、1952年8月28日、https://xsearch.asahi.com/shimen/pdf/?1703087362036、2024年7月5日最終閲覧。
    「弁護士会で調査 静岡の村八分」『朝日新聞』、1952年8月11日、https://xsearch.asahi.com/shimen/pdf/?1703086967135、2024年7月5日最終閲覧。
    「“村内反省の色なし”静岡の村八分 神崎清氏現地調査_“村八分”事件」『朝日新聞』、1952年7月16日、https://xsearch.asahi.com/shimen/pdf/?1711959440399、2024年7月5日最終閲覧。
    「“村八分”事件_ニュースのその後」『朝日新聞』、1953年11月2日、https://xsearch-asahi-com.tsukuba.idm.oclc.org/shimen/pdf/?1717862119337、2024年7月5日最終閲覧。
    「「村八分」特別試写会_社告」『朝日新聞』、1953年3月3日、https://xsearch-asahi-com.tsukuba.idm.oclc.org/shimen/pdf/?1717857300198、2024年7月5日最終閲覧。
    「“村八分”に静岡法務局が結論 “一家の生活を脅す”_“村八分”事件」『朝日新聞』、1952年07月03日、https://xsearch.asahi.com/shimen/pdf/?1703086263511、2024年7月5日最終閲覧。
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    「私は間違っていますか? 選挙違反投書の娘さん一家を“村八分” 静岡」『朝日新聞』、1952年6月23日、https://xsearch.asahi.com/shimen/pdf/?1702902371654、2024年7月5日最終閲覧。


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    WestlawJapan、https://www.westlawjapan.com/、2024年7月5日最終閲覧。
    Description: 碩士
    國立政治大學
    日本語文學系
    110556004
    Source URI: http://thesis.lib.nccu.edu.tw/record/#G0110556004
    Data Type: thesis
    Appears in Collections:[Department of Japanese] Theses

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