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    Title: 台灣日語學習者的不滿表現之研究—與日語母語者及台灣人中文母語者之比較—
    台湾人日本語学習者の不満表明に関する研究ー日本語母語話者と台湾人中国語母語話者との比較を通してー
    Authors: 姜廷依
    Chiang, Ting-I
    Contributors: 喬曉筠
    姜廷依
    Chiang, Ting-I
    Keywords: 不滿表現
    言語行動
    策略
    學習者
    跨文化
    不満表明
    言語行動
    ストラテジー
    学習者
    異文化
    Date: 2023
    Issue Date: 2023-03-09 18:48:16 (UTC+8)
    Abstract: 所謂「不滿表現」是指對於引起使人不悅狀況的對象所採取的言語行動。為了維護自己的立場,如果採取的言行不適當,常會傷害到對方的面子,對人際關係也有不良的影響。在現代這個國際化的時代,與外國接觸的機會急速地增加,提前了解與異文化之間的差異將能夠減少衝突與摩擦。
    本論文透過問卷調查,將台灣日語學習者在表達不滿時所使用的策略,以及後續為維持人際關係所採取的行動,與日語母語者及台灣中文母語者進行比較分析。調查問卷中設定了四個大學生在日常生活中容易遇到引起不滿的情境及其與對方之親疏關係,共八種狀況,分析三者對各狀況的不滿程度與欲表達程度,以及三者之間是否因為與對方親近與否而有不同的應對方式。調查結果顯示:
    (1) 除了情境1(噪音)之外的三個情境,不滿程度皆以學習者為最高,但學習者之欲表達程度僅介於日本人與台灣人之間。
    (2) 日本人不分親疏關係大多使用<確認情報>及<情報提供>兩種策略。台灣人及學習者對不親近的對象傾向於採取<不表明>策略,對親近的對象則傾向於採取<情報提供>及<要求改善>兩種策略。此外,台灣人使用<責備>及學習者使用<情報提供+要求改善>策略的比例也偏高。
    (3) 日本人大多採取理性的方式解決問題,台灣人則大多採取直接的方式明白地說出不滿;而學習者則受到兩方的影響,採取的方式介於兩母語者之間。
    (4) 日本人傾向不分親疏關係全部使用「普通體」;學習者則會因親疏關係而有所不同,對不親近的對象使用「丁寧體」,對親近的對象則使用「普通體」。
    (5) 為維持關係,三者皆傾向使用<不表達>策略,其中又以學習者的比例最高;其次,使用<傳達感謝>策略的比例則以日本人最高。
    「不満表明」というのは、ある好ましくない状況を起こした相手への言語行動への反応である。自分の立場を守るために相手のフェイスを侵害する場面に当り、言語行動が適切でなければ、人間関係に悪影響を与える可能性が高い。しかし、適切さの判断は文化によって異なる。外国や外国人との接触が急増してきた今日のグローバル時代において、そういった違いが明らかになれば、異文化間の誤解や摩擦を軽減できると考えられる。
    そこで、日台間の相互理解の促進を目指し、本研究は台湾人中国語母語話者と日本語母語話者との比較を通し、台湾人日本語学習者が不満を表明する時の言語行動を明らかにすることを目的とする。大学生にとって日常生活で遭遇しやすい四つの場面を選出し、場面ごとにさらに親の相手、疎の相手に分け、計八つの状況に設定した。アンケートによって得られたデータを不満度と表明欲の関係、不満表明手段の使用傾向、不満表明ストラテジーと人間関係維持ストラテジーの使用傾向について分析した。これまでの分析を通して、主に以下のような結果を得た。
    (1) 不満度に関して、場面1(騒音)を除き、すべての場面では学習者が三グループの中で不満度が一番高い。表明欲に関して、学習者は不満度が高いが、表明欲は日本人と台湾人の間の位置を占めている。
    (2) 日本人は<情報確認>と<情報提供>を多用し、台湾人と学習者は疎の相手に<不表明>、親の相手に<情報提供>と<改善要求>を多用する。また、台湾人の場合では<非難>、学習者の場合では<情報提供+改善要求>も上位を占めている。
    (3) 日本人は状況を解決しようとしている理性的なストラテジーを使うが、台湾人のほうがより不満をはっきり言い、直接的なストラテジーを使う。学習者は両方の影響を受け、ストラテジーの使用はその中間位置を占めている。
    (4) 日本人は親疎関係を問わず普通体を用いる傾向があるが、学習者は疎の相手には丁寧体、親の相手には普通体を用いる。
    (5) 関係維持ストラテジーについて、すべての場面において<不表明>を多用する中で、学習者の使用率がもっとも高い。また、<感謝伝達>をもっとも多く使うのは日本人である。
    Reference: 李善姫(2004)「韓国人日本語学習者の「不満表明」について」『日本語教育』123 pp.27-36 日本語教育学会
    李善姫(2006)「日韓の不満表明に関する考察―日本人学生と韓国人学生の比較を通して―」『社会言語学』8-2 pp.53-64 名古屋大学
    伊藤美恵子(2004)「データ収集における方法論の検討―言語教育に寄与する発話データを集めるには―」『ことばの科学』17  pp.5-22 名古屋大学言語文化研究会
    洪雅莉(2014)『不満表現及びその不満への対応についての研究』台湾大学日本語学科大学院修士論文
    黄子真(2013)『不満表明ストラテジーの対照研究―日本語母語話者と台湾人日本語学習者の異同を中心に―』文化大学日本語学科大学院修士論文
    呉岳樺(2006)「日台大学生における不満表明に関する考察」『台大日本語文研究』12 pp.169-192 台湾大学日本語学科
    呉岳樺(2010)「ポライトネス理論から見た日台大学生の不満表明」『台灣日語教育學報』15 pp.269-295 台湾日本語教育学会
    崔東花(2009)「不満表明とそれに対する応答―中国語母語話者と日本語母語話者を比較して―」『千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書』218 pp.43-63 千葉大学人文社会科学研究科
    ウォンサミン・スリーラット(2016)「不満表明とそれに対する応答に関する研究―日本語母語話者とタイ語母語話者を比較して―」『言語文化と日本語教育』51 pp.11-20 お茶の水女子日本言語文化学研究会
    鄭賢熙(2005)「日韓両言語における「不満表明」に関する考察」『新潟大学国際センター紀要』1 pp.63-71 新潟大学 
    程鐸(2012)『不満表現ストラテジーにおける日中対照研究』東北大学
    藤森弘子(1994)「日本語学習者にみられるプラグマティックトランスファー:『断り』行為の場合」『名古屋学院大学日本語学日本語教育論集』1  pp. 1-19 名古屋学院大学留学生別科
    藤森弘子(1997)「不満表明のストラテジーの日英比較―DCTの調査結果をもとに―」『言語と文化の対話』pp.243-257 英宝社
    朴承圓(2000)「「不満表明表現」使用に関する研究―日本語母語話者と韓国人日本語学習者と韓国語母語話者―」『言語科学論集』4 pp.51-62 東北大学 
    マリア・プロコピエヴァ(2017)「日本語とロシア語における不満表明ストラテジー―親疎・上下・役割関係を中心にして―」『日本語日本文化研究』27 pp.150-159 大阪大学大学院言語文化研究科日本語・日本文化専攻
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    三木麻由美(2002)「関係修復ストラテジーの分類と使い分け」『同志社女子大学日本語日本文学』14 pp.17-30 同志社女子大学日本語日本文学会
    満野史子、今城周造(2016)「大学生の友人関係様式と友人関係における困難および友人関係における法うりゃくの関連―関係形成期と関係維持期に着目して―」『学苑人間社会学部紀要』904  pp.21-33 昭和女子大学生活心理研究所
    森山卓郎(1992)「関係修復のコミュニケーション:現代日本語のお礼とお詫びの提携表現」『藤森ことば論集』 pp.270-292 精文堂出版株式会社
    山口和代(2002)「ポライトネスに応じた言語形式と人間関係の認知―中国人ならびに台湾人留学生と日本人母語話者との比較の視点から―」『社会言語科学』5(1) pp.75-84
    Description: 碩士
    國立政治大學
    日本語文學系
    108556007
    Source URI: http://thesis.lib.nccu.edu.tw/record/#G0108556007
    Data Type: thesis
    Appears in Collections:[日本語文學系] 學位論文

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