政大機構典藏-National Chengchi University Institutional Repository(NCCUR):Item 140.119/103973
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    題名: 『今とりかへばや物語』における葛藤 -親の決定するジェンダーという視点から-
    The Conflict of ";Ima Torikaebaya Monogatari";:focusing on the gender decided by parents
    作者: 麥壹
    貢獻者: 中村祥子
    鄭家瑜

    麥壹
    關鍵詞: 換身物語
    親子關係
    糾葛
    性別惑亂
    性別角色
    兩性俱有
    世間
    異裝
    視線
    觀看/被觀看
    日期: 2014
    上傳時間: 2016-11-14 16:04:15 (UTC+8)
    摘要: 『換身物語』其成立年代與作者皆不明,推測約於十二世紀後半成立,也就是日本院政後白河院在位期間至文學評論集『無名草子』出現這二、三十年間。

    物語的內容主要描述平安末期的高位大臣家膝下有兩個長得毫無二致的一雙兒女。活潑外向的千金與內向敏感的公子其性格與才能皆與當時貴族社會認定的規範與普遍認知相互衝突。雙親因為在意社會眼光因此應循著社會的誤解將千金與公子的社會性別互換,使他們分別男扮女裝、女扮男裝先後參加成人式、參政、甚至是入宮為妃。變裝後入宮生活的千金與公子,透過與同性/異性的相處漸漸認識到自己與世間認定的性別概念相違,物語就在他們陸續發現自身在社會規範下性別之「異常性」哀嘆著人生的日子展開一連串對於「男」/「女」境界線之詰問。『換身物語』中隨處可見由上述之「性別惑亂」(Gender Trouble)在作中的親子關係中引發作中人物身心內外部的糾葛情感。通過此設定,尖銳地提出「一個人的性別究竟可以由誰來決定」的大哉問。

    本論共有四章。第一章悉述本論文之研究動機目的、文獻探討與研究方法。第二章針對文本中各家庭的雙親,分析其「視線」與「行為」,探究作中雙親們在親情與私欲的糾葛下的共通點與相異點。第三章則針對文本中各家庭的孩子,分析其「戀愛」、「演技意識」及對「世間的執著」等要素,確認孩子在親情與性別惑亂交錯作用下心理與身體上的糾結。最終章則總結本論文目標-即探究作中人物在親子情感與主動/被動背負的社會角色中,相互矛盾產生身心內外部的衝突與糾結情況。更進一步探討『換身物語』透過各色各樣糾葛情感的描寫,背後含藏的社會諷刺與控訴究竟為何?
    參考文獻: 参考文献
    テキスト
    石埜敬子校注、訳『新編日本古典文学全集39 住吉物語 とりかへばや物語』2002.04、小学館

    参考文献(五十順)
    あ行
    1.阿部秋生ほか校注、訳『新編古典文学全集20 源氏物語①』小学館、1994.03
    2.安藤為章「年山紀聞」國民圖書株式會社『日本随筆全集第六巻』所収、国民図書株会社、1927.07(初出:安藤為章『年山紀聞」、文化元年(1804)刊』
    3.五十嵐力『平安朝文学史 下巻』、東京堂、1939.07
    4.池田亀鑑氏「日本文学書目解説(二)平安時代(上)」『岩波講座 日本文学』1932.01、岩波書店
    5.石埜敬子「『今とりかへばや』-偽装の検討と物語史への定位の試み-」、『国語と国文学』82(5)、2005.05、東京大学国語国文学会
    6.乾澄子「『とりかへばや』物語における「世」『古代文学第二次』(16)、2007.10、古代文学研究会
    7.岡本保孝著「取替ばや物語考」折口信夫『国文学註釈叢書12』所収、1929.08、名著刊行会(初出:室松岩雄編『国文註釈全書十五』所収、1910、国学院大学出版部)
    8.大原一輝「とりかへばや物語の世界」『語文研究』(13)、1961.10、九州大学国語国文学会
    9.大槻修・今井源衛・森下純昭・辛島正雄校注『新日本古典文学大系26堤中納言物語・とりかへばや物語』、岩波書店、1992.03
    カ行
    10.片岡利博「とりかへばや物語考-その趣向と表現-」『文林』(17)、1982.12、神戸松蔭女子学院大学
    11.河合隼雄『とりかへばや 男と女』、新潮社、1991.01
    12.菊地仁「『とりかへばや物語』試論-異装・視線・演技-」片野達郎編『日本文芸思潮論』、桜楓社、1991.01
    13.菊地靖彦ほか校注、訳『新編古典文学全集13 土佐日記 蜻蛉日記』、小学館、1995.10
    14.黒川春村「墨水遺稿」橫山重、巨橋賴三『物語草子目錄・前篇』所収、大岡山書店、1937.07、(初出:黒川春村『墨水遺稿』、吉川半七、1899.07)
    15.桑原博史校注『新潮日本古典集成 無名草子』、新潮社、1976.12
    16.神田龍身「物語と分身<ドッペルゲンガー> : 『木幡の時雨』から『とりかへばや』へ」赤坂憲雄編叢書史層を掘る第1巻『方法としての境界』所収、新曜社、1992.01
    サ行
    17.塩田良平『古典の伝統』、育英書院、1942.04
    18.鈴木弘道「性転換とその物語」鈴木弘道『平安末期物語論』所収、塙書房、1968.04
    19.鈴木弘道「『とりかへばや』に現れた愛情-倫理的な愛情を中心として-」鈴木弘道『平安末期物語についての研究』所収、赤尾照文堂、1971.08(初出:日本文学懇話会『日本文学教室』(9)、蒼明社、1950.09)
    20.鈴木泰恵「『とりかへばや』の異装と聖性-その可能性と限界をめぐって」『狭衣物語/批評』、翰林書房、2007.05
    21.ジェラルド・プリンス著・遠藤健一訳『物語論辞典』、松柏社、2004.12
    タ行
    22.武田佐知子「男装・女装 その日本的特質と衣服制」、脇田晴子・S.B.ハンレー編『ジェンダーの日本史(上)-宗教と民俗 身体と性愛』、東京大学出版会、1994.11
    23.伊達舞「『今とりかへばや』の<家>への志向-親子間の<愛情>描写から-」『国文目白』(50)、2011.02、日本女子大学国語国文学会
    24.田辺つかさ「取りかへばや物語の怪奇性その他」『鹿児島日本文学』(5)、1932.05、鹿児島日本文學研究社
    25.伴資芳「閑田耕筆」國民圖書株式會社『日本随筆全集第六巻』、国民図書株会社、1927.07、(初出:伴資芳『閑田耕筆』享和元年(1801)刊)
    ナ行
    26.中村真一郎「とりかへばや物語」小田切秀雄『古典発掘』、真善美社、1947.08
    27.西本寮子「『今とりかへばや』の二重構造」『広島女子大国文』(11)、1994.09、広島女子大学国文学会
    28.西本寮子「演じ続ける女君-『今とりかへばや』における罪の問題-」物語研究会編『物語「女と男」新物語研究3』、有精堂、1995.11 
    ハ行
    29.長谷川福平『古代小説史』、富山房、1903.09
    30.藤岡作太郎「国文学全史平安朝篇」秋山虔ほか校・注『国文学全史2平安朝篇』、1974.02、平凡社(初出:藤岡作太郎著『国文学全史平安朝篇』、東京開成館、1905.10)
    31.藤岡忠美ほか校注、訳『新編古典文学全集26 和泉式部日記 紫式部日記更級日記 讃岐典侍日記』、小学館、1994.09
    32.服藤早苗『平安朝の母と子』、中央公論社、1991.01
    33.氷室冴子『ざ・ちぇんじ!』、集英社文庫―コバルトシリーズ、1983.02
    マ行
    34.宮田和一郎『物語文学攷』、文進堂、1943.03
    35.森本葉子「『とりかへばや物語』父左大臣の期待-失望と慰め-」『愛知淑徳大学国語国文』(23)、2000.03、愛知淑徳大学国文学会
    ヤ行
    36.安田真一「女〉の世界あるいは〈女〉の不幸─『とりかへばや』四の君をめぐって」 古代文学研究会編『古代文学第二次』(4)、1995.10、古代文学研究会
    37.安田真一「〈女〉と〈男〉の世界─『とりかへばや』四の君をめぐって」物語研究会編『物語<女と男>新物語研究3』、有精堂、1995.11
    38.安田真一「『とりかえばや』の交換可能の論理─ジェンダー論の視座から」日本文学協会『日本文学』(46-2)、1997.02、日本文学協会
    39.安田真一「〈主体性〉を捏造する〈ことば〉と〈身体〉─『とりかへばや』の女君と宰相中将をめぐって」河添房江ほか編『叢書想像する平安文学第3巻 言説の制度』、勉誠社、2001.05
    40.山内直実『ざ・ちぇんじ!』、白泉社、1988.12
    41.山口佳紀・神野志隆光校注、訳『新編古典文学全集1古事記』、小学館、1997.06 
    42.山下昌弘 編『家族本40-歴史をたどることで危機の本質が見えてくる』東京印書館、2001.04 
    描述: 碩士
    國立政治大學
    日本語文學系碩士班
    98556004
    資料來源: http://thesis.lib.nccu.edu.tw/record/#G0098556004
    資料類型: thesis
    顯示於類別:[日本語文學系] 學位論文

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